ごみを出さない工夫

 日課にしている早朝の散歩をしているとウグイスの声を聞くことができました。まだ上手にさえずることができない鳴き声を聞き、季節の移り変わりの速さを感じました。ふと、鳴き声のする雑木林の方を見ると小高い丘には重機が置かれ、ここもやがて整地され家が建つのだろうと思うと、このウグイスの鳴き声も聞けなくなるのかと寂しさを感じました。

東海村では駅を中心に、住宅地や商業施設など開発が進められていて、人々の生活は便利になりますが、人工物が増えれば、小さな生き物や自然が減少してしまいます。住宅地が増えると生活で排出されるごみも増えてしまいます。これらの現象は仕方ないことと理解していますが、自然を保護するためにある程度の山林を残して欲しいと思いながら歩きました。

今年、とうかい環境村民会議では、ごみを減らす工夫の一つとして、生ごみを消滅させる「キエーロ」を使用した生ごみ処理を広めていこうと計画しています。6月に行われる「絆ゆいまるまつり」でも、出展ブースで「キエーロ」の実機を展示予定なので、是非参考にして頂ければと思います。

生ごみは堆肥化や生ごみ処理機等で消滅できますが、皆さんは包装紙や、パッキングの梱包材以外の紙ごみをどのように処理していますか。東海村が発行しているごみ処理ハンドブックを今一度確認してみると、ダイレクトメールやコピー用紙、パンフレットなどは資源物の古紙として回収されます。ノート、書籍も資源物として扱われます。もちろんお菓子の箱や包装紙も容器包装類として資源化されます。

 このようにごみを徹底的に分別して、本当に燃やすしかないごみだけを可燃ごみにすることで、ごみを減らすことができます。皆さんの分別する一手間が、限りある資源を守ることになります。