
元旦の朝も、日課である早朝の散歩に行きました。見上げると、真上の濃紺の空が東へ向かうと白やオレンジ色になり日の出が近いことが分かります。ここ何年か、玄関前の歩道から初日の出を拝み、今年1年の健康と無事を祈ることが習慣になっていますので、急いで家に戻ります。ピンと張りつめたような静寂の中、靴音だけが響き、吐く息が白くなって足元を照らす光の中を横切って行きました。
家に戻り、歩道のところで日の出を待ちましたが、今年も東の海の上には雲があり、我が家から初日の出を拝むことができる時間は少し遅くなりそうだと感じていました。遠くの背の高いマンションに日が当たりはじめ、いよいよ初日の出です。家の周りが明るくなり、雲の端から眩い光が差し、健康と家族の無事を祈願しました。ふと周りを見ると歩いている人や車の通行もなく、静かな元旦の朝でした。
今年も色々な物の値段が上がるとの報道がありました。原因は物流費の向上や人件費の値上がりなどと言われていますが、やはり影響が大きいのは燃料費の高騰ではないかと考えています。今は、電気も安定供給のために化石燃料を多く使用していますが、化石燃料の供給は大部分を輸入に頼っており、昨今の円安によって輸入には高いコストを払う必要があります。このコストを回収するために、運搬費や材料費、暖房費など関連する費用が高騰しており、我々の生活に大打撃の状態になっています。化石燃料の輸入費用が下がるよう円高になることを期待していますが、現状、我々にできることはやはり省エネを行うことだと思います。

具体的には、「使用していない部屋の灯りを消す。」、「電気の無駄使いをしないようにする。」、「車はゆっくりスタートを行い、流れに沿って走る。」等が挙げられます。また、ごみの収集運搬や焼却の効率を高めるため、「生ごみは水切りをする」、「可燃ごみを減らす」など、考えると今まで語りつくされてきたことばかりです。今年も徹底した分別でリサイクル率を向上させること、生ごみの水切りを勧めること、キエーロなどを使って生ごみを堆肥化することを柱の一つとして、環境へのボランティアを進めて行こうと初日の出を眺めながら決意を新たにしました。
皆さんが実践しているごみの減らし方や省エネの仕方など、環境に関するアイディアがありましたら、是非お知らせください。お待ちしています。みんなで知恵を出し合って環境の悪化を防ぎましょう。